Bar La Roche - ラ・ロシュ -
オーセンティック・バー  それは純然たる大人の為の止まり木。
プロフィール

Author:la.roche
【フランスの社交場をイメージした店内】
ひとり静かに飲みたい夜、大切な人と静かに語り合いたい・・・
そんな紳士淑女の為の止まり木です・・。
 18坪の店内は、わずか12席のみです。
ゆったりとしたスペースで贅沢な時間をお楽しみ下さい。

【環境と人に優しいナチュラル・カクテル】
季節感と自然の風味を大切に、そして体に優しいカクテルを・・・


【コスト・パフォーマンスの良いお酒を・・】
隠れた名酒を紹介していきたいと思います。
「生涯忘れられない一杯」に巡り会うかもしれません・・。

【お願い】
*団体(4人以上)でのご来店はお断りしております。
*携帯電話をマナーモードにお願いします。
 「静かな時間を求める 一人、もしくは二人の為に・・・」
深いご理解と、ご協力をお願い致します。



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ワン・ゲット、ツー・ロスト?
そんな英語があるかどうかは知らないけど・・・
”ひとつ覚えると、ふたつ忘れる”
子供の頃、大人たちがよく言っていた。
まさか、自分がそうなるなんて想像もしていなかった。

お客様と、映画の話で盛りあがり、「主演の俳優、なんて名前だっけ?」
と、問われ、一緒になって「え〜と・・ん〜と・・ほら、あれ!、それ!」
「顔は分かるんですけどねぇ〜、以前あの映画に出てた人でしょ?」
なんとも情けないやり取りである。

バーで流れていたジャズでも、「あっ、このCD持ってる」とジャケットは思い出せても
どうも、アルバム・タイトルが出てこない。
以前なら、「この時のセッションは、(p)はレッド・ガーランド、(b)はポール・チェンバース、
(ds)はフィリー・ジョー・ジョーンズですよね」なんて得意気にウンチクたれてたのだが・・・。

映画や、音楽なら、まだ笑える。 最近では仕事にまで支障が出てきたからヤバいです。

「Chベイシュヴェルって格付け何級だっけ?」とか、
「ブルー・ド・ヴェルニュって、羊乳だっけ?」という質問に、一瞬フリーズしてしまったり・・・

「キングストンをお願いします」というオーダーに、「はい、かしこまりました」と
ジャマイカ・ラムを手に取ったまでは良かったが・・・
何故か、(その方が以前オーダーされた)「リトル・プリンセス」と混乱して
スウィート・ヴェルモットを取り出し・・・
結局、出来上がったのは「パイレーツ」というカクテルでした。(オイ、オイ!)

怖いのは、作っている時は、何のためらいもなく作っているのですが、
お酒を、棚や、冷蔵庫に戻しながら、「あれ?」とジワジワと気が付くわけです。
勿論、そのお客様には、ちゃんとお詫びしましたが。

先日も、「キッス・イン・ザ・ダーク」をオーダーされたのですが・・・
チェリーブランデーしか思い出せない、思い出そうとすると、何故か「キッス・オブ・ファイヤー」
のレシピが出てきてしまう! 以前の間違いを踏まえて、その場を離れカクテル・ブックに頼る
ことにした。(コラッー!)

逆に、「イスラ・デ・ピノス」というカクテルをお作りした時に
「なんていうカクテル?」と聞かれ、どうしても名前が出てこなくて、
思わず「パイナップルの島です」と答えてしまったことも・・・(情けない)
(これをスペイン語でイスラ・デ・ピノスという)

この手のカクテルって、スタンダードだし、ポピュラーなカクテルなのですが、
オーダーは、意外に少なく、1年に1度か、へたしたら2〜3年に1度位かナ。(当店では)
それでも、暗記していられるのが”プロ”なんですけどね・・・。

こうした情けない事実を受け入れることを余儀なくされています・・・トホホ。
プロとしての自覚もありますから、忘れないよう努力(リハビリ?)が必要ですね?!

昔は記憶力には自信があっただけに、辛い!
脳を鍛えるゲームとか馬鹿にしてたけど、なんとか手を打たねば・・・。

「笑っている、そこの貴方!  いつまで笑っていられるかなぁ? 」