FC2ブログ
Bar La Roche - ラ・ロシュ -
KEEP CALM & BE A GENTLEMAN 心穏やかに・・紳士らしく。
プロフィール

Author:la.roche
「心静かに寛ぐ」


カウンターメインの小さなBarです。
一人静かに自分だけの時間を過ごすには最適。

テーブルは1卓(4席)のみとなりますのでグループ向けではございません。

お食事の用意は御座いません。
食前か食後のご利用をお願い致します。

18時迄は【Coffee Hour】としてNo-charge

休み「不定休」

平日 16時~
土・日・祝 15時~

everyday 23時LO


平均単価 2000~2500
ワンショット 800~
珈琲 500~



最近の記事



月別アーカイブ



カテゴリー



リンク

このブログをリンクに追加する



カレンダー

10 | 2010/11 | 12
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -



ブログ内検索



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



シュタイナーの理論
先日のこと。。
マッチボックス時代からのお客様が友人を連れて3名でいらして下さいました。

「ここの“ジントニック”全然違うから飲んでみて!」とお勧め頂き
3人ともジントニックのご注文でした

しばらくして、女性のお客様が情熱的に語り始めました・・

「私、いつか、“エコファーム”やってみたいのよねぇ
 でも、その辺のエコと一緒にしないでね!
 世間で言うエコって私の求めるエコとは、ちょっと違うんだから!」

他の2人はキョトンとして
「分かりやすく言えばオーガニックだろう?」と言った感じでした。

「ん・・まぁ、そんな感じだけど、オーガニックとも少し違うというか・・」
と、どこから説明すれば分かってもらえるのか、言葉を詰まらせながらも、
話を続けていましたが・・やはり2人はキョトンとするばかり

私は追加オーダーを伺いに行った際に女性に問いかけました。
 
 もしかして・・【シュタイナーの理論】勉強されているのですか?
 と、助け舟を出しました。

「えっ? シュタイナーご存知なんですか?!」と声がワントーン上がりました(^^)

 いえ・・天文学は私にはチンプンカンプンでして(-_-;)
シュタイナーの理論は、3ページでギブアップしました
 ワイン好きなので【ビオデナミ農法】は、少しだけなら分かっているつもりですが。。

注)プロ(ソムリエ、バーテンダー)でも、有機農法とビオを勘違いしている事も少なくないので・・(>_<)

「私が考えるエコファームは地球や環境に配慮した農法なんです!」と
 瞳を輝かせながら熱弁していました。(熱い方ですねぇ?!)

 実は。。私も、なるべく環境に配慮したバーを目指しているんですョ。
 そのジントニックのライムも、国産で無農薬・ノーワックスなんです。 
 そもそも「ビオ」は新しい物ではありませんし・・。
 ある意味、原点回帰の農法ですよね? 出来る限り人為的な事はせず
 本来あるべき姿に戻そうという理論ですものね?
 
と、私も話に便乗させて頂きました。

久しぶりに「ビオ談義」に花が咲きました(^^ゞ
流石にここまで話すと、お2人も「へぇ?成程ね?!」と納得されていましたョ♪

「いつか私が作った野菜ここに届けますから!」と希望に溢れた熱い言葉を頂きました。

日本の農業の未来を懸念する報道が多いですが、こういう志のある若いファーマーが
増えたら、農業のあり方も一変すると私は思います。

しかしながら、オーガニックもビオも言葉にするのは容易いですが・・
実際、リスキーですし、本当に手間と愛情が必要な難儀な農法だと思います。
でも、そんな愛情をたっぷり受けた元気な野菜やフルーツが(高価でなく)普通に
スーパーに並ぶ時代がきたら素敵な事だと思いませんか?
シュタイナーの理論


スポンサーサイト



孤高のアーティスト
本日は、雲ひとつないすっきりとした秋晴れでした。
秋も深まり紅葉の美しい季節です。

そして・・お待ちかね「ジビエ」のシーズンでもあります。
当店のご近所レストランであり、静岡を代表するカリスマ・シェフの店
【TETUYA SUGIMOTO】へお邪魔しました。

sugimoto.jpg


我がままを言って、ランチからディナー・メニュー顔負けの
“シェフおまかせコース”しかも「ジビエ」をテーマにお願いしました。
我がままついでに、当店のセラーからワインを1本持ち込みさせて頂きました。

cpll wine99


はっきり言って、私、今、かなり興奮気味で、このブログを書いています!
久しぶりにシェフの自慢料理を頂きましたが・・
アントレからデセールに至るまでのお皿の数々は正にアートです。
写真で紹介できなくて本当に残念です。

付き合わせの野菜、魚の火入れ、フォアグラの本質に迫る全く新しい調理法、
メインの野生の北海道産・鴨肉・・。

また、料理の説明をしている時のシェフの顔ときたら!
まるで生まれたばかりの我が子の写メを見せまくる親バカのようで(失礼!)
本当に料理を心から愉しんでいるのが分かります

「美味しい!」なんて言葉では安っぽ過ぎるだろう・・
食材に対する愛情、料理に対するストイックな拘り・・
正に孤高のアーティストです。

一皿一皿に物語があって、感動の連続でした。
この人・・静岡が誇る天才です。
私の評価ではありますが、決して過剰評価ではありませんので。




たまには・・
先日、閉店後に何気に開けたワインです。

シャンボル06

シャンボール・ミュジニー'06 モンジャール・ミュニュレ

ブルゴーニュのワインはよく男性的と例えられますが・・
このネーミングや、そのしなやかエレガントな味わいは
「女性的」に思えてしまいます(^^ゞ

1時間前のデキャンタージュは効果的で
最初は固さと酸を若干感じましたが・・

リーデルのブルゴーニュ・グラスの大きなボウルでのスワリングで
「目覚めよ、バッカス!」と、無理やり起こします(>_<)

立ち上がりの香りは良好でワインのポテンシャルを感じさせました。
言うまでもなく、それ以降はグングン開いていき、華やかなブルゴーニュらしい
アフターを愉しませてくれる素晴らしいワインでした。

この造り手は、割とCPが良くネガティブな印象をもった事がない(今のところ)生産者。


赤ワインが恋しい季節の到来ですね


半次郎
まだか、まだかと待ちわびていたが・・
ちっともそれらしき情報もないまま今日に至る
またしても静岡はスルーか?

まぁ、DVDが出るのを気長に待つしかない(>_<)

【桐野利秋】(中村半次郎)の物語です。
“人斬り半次郎”と呼ばれた西郷さんの懐刀です。

戊辰戦争での活躍ぶりは評価されていたそうですが、
新撰組の近藤勇すら「半次郎には関わるな」と隊士に言っていた程の腕前だったとか・・
(相当?強かったみたいですねぇ)

明治維新後は、新政府のやり方に憤りを感じ、
西郷と共に対立。(西南戦争)

最後まで忠誠を貫き、侍らしく散っていった志士の一人です。

そんな「ラストサムライ」的なストーリーを期待しているのですが


「たとえ戦に負けても 犠牲を払うても
 捨てちゃならんもんがある。。。」


半次郎

追伸

【龍馬伝】も、いよいよ“福山龍馬”暗殺! 
やっぱり最後は「軍鶏鍋」か?!(笑) 
今からドキドキしています






「Leika&The Waiters」を知ってるかい?
'90年代前半に3枚のアルバムを残し
突然、消息を絶ってしまった幻のバンド。

【アンプラグト】のサウンドは、ドラムレスの
ハープ、ギター、ウッドベース&ヴォーカルと実にシンプル。

1st,2ndは、お馴染【ビートルズ】のカヴァー・アルバム。
これがなかなかどうして・・そこらへんのカヴァー・バンドとは訳が違うんですね?ぇ。

leikatwts.jpg


実に安定した音、アメリカン・ルーツ(トラディショナル)を
ちゃんと理解しているからこそのアレンジングは見事で
一言「めちゃ上手い!」んです!!!

現在の使い捨ての音楽とは雲泥の差だ・・

フォーク、ブルーズ、ジャズ・・
古き良きアメリカの匂いがプンプンするバンドなんです。

こんな素晴らしいバンドが日本にも存在したんですよねぇ

本当は、こんなバンドこそ頑張って欲しいんだけどなぁ
残念ながら、我が国では受け皿がないのかナ・・(トホホ

レイカ&ザ・ウェイターズ
とんと噂を聞かないバンドですが・・
また新しいアルバムを聴ける日を心待ちにしているのは決して私だけじゃないはず


女性ヴォーカルフェチのMさんに捧げます♪(笑)




HOT FUZZ ?俺たちスーパーポリスメン!?
先日レンタルした最高にイカレタおバカ映画です
ポリス・アクションのパロディかオマージュか・・・?!

冒頭の軽快でコミカルなタッチは「ガイ・リッチー風」で
「これは当り!絶対に面白そう!」と食いつきました。

ところが話しが進むと・・
ん・・???
何だこれ? 突っ込み所満載のパロディ映画かよぉ?!
しかし、これがまたくだらな過ぎて笑えるんですよねぇ?

このマニアックなパロディにオマージュすら感じてしまう。
そう、後半は「タランティーノ風」でキルビルを彷彿させます。

まぁ、この手の作品は賛否両論あると思いますが・・
一言「くだらねぇ??!」って感じですが・・
侮るなかれ!

私的には、大好物ですね

思いっきり笑いたい方、チェキラ♪
hotfuzz


【Good-Bar巡り】 銀座&浅草編
銀座に着いたのは夕方17時半を少し過ぎた頃でした。

先ず向かったのは、銀座駅にほど近い三笠會館だ。
1Fにある【イタリアン・バール ラ・ヴィオラ】で時間調整。

mikasa1f.jpg

本日の1杯は、スパークリングワインから♪
バールながら、バイ・ザ・グラスも充実で、泡・白・赤を含め12種類程ありますから
ワインバーとしても楽しめそうです。
?19時までの“ハッピーアワー”では、ワンドリンク+アンティパスト(フリー)
で、たったの¥1,000ですから、こちらもど?ぞ!!

さて、18時になりましたので、銀座7丁目の「兄ぃ」のバーへ・・
もう説明不要ですよね?

ginza-7bar.jpg

深呼吸をして扉を開けると・・
珍しくピアソラの幻想的なメロディが聴こえてきました。

カウンターに座り、内田さんと岸君に挨拶をして、お互いの近況報告。
ここに来ると「帰ってきた?!」という感覚があって不思議と癒されます。
ここは妙に居心地が良いんですよね

今回はカクテルを頂きました。
「ヨコハマ」をオーダーすると・・
「また難しいカクテル選ぶんだからぁ・・でも良いカクテルだよね」
とレトロなカクテル・グラスに注がれた「ヨコハマ」は最高に美味しかったですョ。
流石、兄ぃ?
短い時間でしたが、ホッコリとした愉しいひと時を過ごす事が出来ました♪



次は銀座3丁目に向かいました。。
今回、初めてお邪魔させて頂いたのは【バー・エバンス
5年程前に【ドルフィー】の田辺氏から開店のご案内を頂いて
ずっと気になっていたバーだ。

enans.jpg


とても雰囲気の良い「大人の為のバー」です。(新宿3丁目のバー?っぽくて私好みです!)
オールドボトルのコニャックで作る「サイドカー」は美味でした。

バーテンダーの澁谷氏は、柔らかい接客で物静かな方でした。
“7丁目の兄ぃ”とは、日本酒を飲みながら将棋をさす仲なのだとか・・

さて、再び銀座線に揺られ浅草へ向かいます。

最近、グッと注目されている【バー・ドラス】に伺いました。
中森氏は、先日、静岡まで遊びにいらして下さった際、当店にも寄って頂きました。
(既にブログで紹介しましたので記憶に新しいと思います。)

doras.jpg


雑誌ブルータスの表紙になったバック・バーを目の前にすると・・
やはり写真で見るよりも、ずっと素敵なバーです。

店の所々に彼の拘りを感じました。
〆に頂いた「アレキサンダー」は、正にデザートで、しっかり空気を入れ
ホイップされたフワフワした口当たりで驚きました!

このバーは、これからもっともっと全国的に知られる名店になる事でしょう。。
「 中森君、色々ありがとう! 感謝しています<(_ _)> 」

22時の「ひかり」に飛び乗り静岡へ・・
早めに帰ってこられたので、地元のバーへ。

tera.jpg


一部のお客様から「寺」とか「山」とか呼ばれているバーで「博士」ことK賀氏の店だ。
今宵ラストという事で「ホット・バター・ド・ラム」を頂きました。

“5軒目で10杯目だというのに!”
これがまた手加減なしのパンチの利いた“酔っ払いに優しくない”味わいで・・
ここが「寺」と呼ばれるだけに、これも修業なのだろうか(苦笑)


久しぶりにバー巡りをしましたが・・
志が高く、勢いがあるバーテンダー達との会話は凄く刺激になりました。
銀座、浅草と素晴らしい同志がいて幸せだと想いました。

やはり我が国の「オーセンティック・バーの文化」は誇るべき文化なのだと再認識しました。







いざ出陣!てか?
さて・・ぼちぼち身支度してと。。
財布と携帯だけ持って・・「ここ一番!マカの元気」飲んで出立!
「目指すは花の都江戸!」
行ってきまぁ?すぅ。

makanogenki.jpg
このネーミング良いですよねぇ?




2ヵ月以上ぶりの休みです
11/18(木)休ませて頂きます。

世間では、「ボージョレ・ヌーボー」で賑わう頃ですが。。
久々の休日を満喫させて頂きます<(_ _)>

2ヵ月以上?ぶりの休日ながら、きっちり“ミッション”がありますんで・・
ウコン飲んで任務遂行してまいりま?す
その報告はまた後日・・ブログにて。

では、宜しくお願い致します。


ハイボール・ブームに懸念
今年の夏は猛暑日が多かったこともあり
ハイボールとモヒートが大ヒットとなりました♪

ご存知の通り、ハイボール・ブームの仕掛け人は、サ○トリーさん・・
その巧みな普及活動には、どんな企業の追随を許さない勢いを感じますね。
本当に頭が下がります<(_ _)>


一過性のブームで終わらせない為か?
最近、雑誌などでも【シングルモルト】を使ったハイボールを提案していますね?
次はハイエンド商品への誘導か・・
*ハイボールでウィスキーの「入口」は既に整っていますから。

まぁ、マイノリティなお客様には以前から
「タリスカー」、「ラフロイグ」辺りをベースにしたハイボールは人気でしたが・・。

ハイボールだけならともかく、最近はカクテルベースとして
シングルモルトを押している感すらあります。
確かに、アイデア次第で個性的な味わいのカクテルが創作出来ると思います。

しかしながら、シングルモルトは元来 大量生産に向かないお酒です。
ですから私どもバーテンダーを虜にする魅力があるのです。

ウィスキー離れした若い世代にアピールするのは結構な事なのですが
正しく“ウィスキーの文化”として伝われば良いのですが・・

私の考えですが・・
単に、消費されれば良いというものでは無い気がします・・


ハイボールやカクテルのベースでシングルモルトを使えば
一杯のお値段も、お客様へ負担の要素に成りかねませんから。。

低価格で提供できるハイボールだからこそ、
世相にマッチしてブームを巻き起こしたのだと思います。


今時こんな事を言っていると「古い人間」と笑われそうですね?


昔、スコットランドを旅した時の事を思い出されます・・

パブでは、圧倒的に地ビール(エール)が人気で
ウィスキーを飲んでいる姿が少ない事に驚きました。

それは、単にビールの方が断然安いからだと思います。
ですから、ショットグラスのウィスキーを舐めるように
大事に大事に飲んでいました。

我々からしてみたら、12年物のモルトは得に珍しい物ではありませんよね?
でも、現地では「高級」なお酒として大切に扱われていました。

考えて下さい・・
蒸留機からスピリッツが滴り落ちてから
樽の中で静かに12年もの間眠り続けてきたわけです・・ロマンです。

特にシングルモルトは一切混ぜる事ない生一本の酒。
この壮大なスケールの贅沢な酒が、単に消費されるだけの酒に
成り下がると言う事は、シングルモルトの「悲劇」ではないでしょうか・・?

まぁ、ちょっと大げさな話になってしまい申し訳ありません・・
今一度、そんな事を頭の片隅にでも置いて頂ければ幸いです。

別に、ハイボールやカクテルのベースに使う事を否定している訳ではありませんので・・
かく言う私も、時々使う事もありますしね?♪

ただ・・大量生産を余儀なくされ、品質が落ちたり
価格の高騰や、供給が追い付かなくなったり、
カクテルの単価が上がったり・・
そうなったら本末転倒でしょ?

そんな事を懸念してなりません・・それだけです


ウィスキー市場の追い風は、本当に喜ばしい事だと思います。
今回は、一人のバーテンダーとして現場で感じた事を書かせて頂きました。


おしまい。







三国志
最近、【レッドクリフI&II】、【三国志(アンディ・ラウ)】と
連続でレンタルしました。

すると、定員さんが・・
「よかったらこれ差し上げますんで、参考にして下さい」と
三国志のガイドブックを差し出しました。

3kings.jpg
これです。

3kings-2.jpg 中はこんな感じ・・

きっと、「この人、戦国武将、幕末ときて次は三国志か?!」と読まれているようだ
まぁ、協力的で有難いですけどねぇ?。

確かにお察しの通り、この手の男臭い物語は大好物でして・・(^^ゞ
何せ“ナチュラル・ボーン・レジスタンス”なので・・
幼少期にショパンでも聴いて育っていたら人生違ってたかもなぁ?
ロッケンロールやパンクで育ったものだからつい、茨の道を選んでしまんだろうなぁ
まぁ、それも人生ですかね


刺激的な夜・・
今夜は妙な夜でした・・
開店から閉店まで、ご来店された方の殆どが同業者でした。
バー・テンダー、ソムリエ・・若手からベテランまで(^_^;)

それぞれ色んな想いの元、頑張っているんですねぇ。

しかしながら、ビジネスとしてだけでなく、
志を持ち、信念を貫いて邁進していくのは難儀な事です。
腹を括っていなければ、心が折れてしまうでしょう。。

そんなプロ意識の高い話を満喫できました(^^ゞ
一晩で多くのサーヴィスマンと語り合う事が出来て
刺激的な夜となりました。








“Birth year bottle”一期一会の出会い
先日いらして下さったお客様で
大阪から東京へ出張の帰りに、静岡で途中下車して
わざわざ当店を尋ねて下さいました。
JRをご利用の方には、静岡市内では当店が一番駅から遠いバーかもしれません。
徒歩なら15分弱かかるでしょうか? 恐れ入ります<(_ _)>

そのお客様はオーセンティックなバーをこよなく愛しているようで、
東京や大阪の行き付けのバーの話で盛り上がりました。
どの店も名店中の名店ばかりで、相当なバー・ホッパーだという事を物語っていました。

ギムレットを飲み干すと、バックバーに目を向けポツリと言いました・・

「1968のグレンファークラスがあるんだぁ?、私は1966年生まれなんです。
 ファークラスで1966だと流石にかなり高価だし入手困難なんですよね・・
 でも、いつか飲んでみたくてね・・」

そうなんですか・・
ニアミスですが・・ボトラーズの物になりますけど・・
と、“1965(35y)のファークラス”をキャビネットの奥から取り出しました・・

すると・・
「是非、ワンショット下さい!」とオーダーを頂きました。

無粋な話しですが、そのショット価格を聞いて(安っ!)二度驚いていましたョ(笑)

さすがに60年代のお酒というと、40年以上前の物になりますから品薄だと思います。
しかしながら、たったワンショットのウィスキーでこれだけ喜んで頂けると
こちらまで嬉しくなります。

「いやぁ?、今日、静岡に来て本当に良かった!」とご満悦でお帰りになりました。

駅から両手に大きな鞄を抱えて、地図を頼りに当店の扉を開けて頂いたと思うと・・
本当にありがたいです
その感謝の気持ちを込めて、残り少ないそのボトルをお譲り致しました。
「1966ヴィンテージ」なら完璧でしたが・・

やっぱり、良い飲み手は、こちらまで気持よく仕事をさせて下さいます。
これこそ「一期一会」の出会いですね・・